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2019日本代表と3-4-3フォーメーション

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先日行われた2019 日本対トリニダード・トバゴ キリンチャレンジカップ。

キリンチャレンジカップでトリニダード・トバゴと戦うのは、何度目でしょうか?
かなり対戦しているように感じます。


今回森保一監督は、3-4-3の布陣を引きました。

森保一監督らしい布陣ですよね。
3-4-3は森保監督がサンフレッチェ広島時代で何度も優勝した布陣です。


3-4-3とは?メリットは?


3-4-3は守備に人数がかけられているため、数的不利、ギャップを狙われたときに対処しやすい布陣です。
センターバックが1対1で抜かれても、カバーリングできる枚数が残ってる可能性があったり、相手の3トップもマンツーマンで対応できます。

そして、サイドバックの負担も減りサイドバックの攻撃力も生かせる布陣となっています。



3-4-3は日本の暗黒歴史

日本代表はこの3-4-3を何度も行ってきています。ジーコジャパンでも3-4-3をオプションとして何度も試しました。
しかし、毎回なぜか効果を発揮できずに終わり、ワールドカップの本戦では使われることがないフォーメーションです。



なぜ3-4-3が機能しないのか?


一番は、攻撃の枚数がシンプルに1枚減ることです。3トップの左右のポジションは、FWになったりMFになったり流動的にポジションが変わります。
これは2トップやトップ下がいるときのような2枚で流動的に動くより3トップは難しいのと、2トップの時より攻撃の枚数が減るため、攻撃にかける枚数が1枚減ることになります。


近年の3トップ

近年の3トップは、より個、より速さを求められいて、リバプールも低身長のサラーをトップにおいていますし、マンチェスターシティもアグエロといった低身長を置いています。

そして両サイドは、アスリートのような足の速くてフィジカルが強い選手が配置されており個の力で打開することが求められています。



日本の3-4-3が機能しなかった理由

現在の日本は強い!と言われていますが、それは中島翔哉が仕掛けるから強い。のもあります。
日本代表=中島翔哉といった図式になっており、中島翔哉がいなかったら強さ変わっていません。

しかし、それを抜きにしてもトリニダード・トバゴが中を固めて守備的だったのも機能しなかった理由です。
引いて中を固められると3-4-3の利点が生かせません。ですから得点を取るのは難しいのです。

逆に守備の枚数が多いため、失点もしていないので、こちらは一定の成果がでていると思います。


さらに詳しく

左サイドではチャンスが作れるけど、右サイドではチャンスが作れない。 のが日本代表の現状です。ましてや右サイドに得点力がない。

あとは、シンプルに攻撃の枚数が一枚減っているので、左サイドバックがあがっても、得点になりにくいです。

監督の思考を考慮するなら、もっと高い位置で中島翔哉を起用したく、守備負担を減らして高い位置を取りやすいポジションにするための3-4-3とも考えられます。

しかし、監督の思惑と違い、中島翔哉は、以前より低いポジションでプレーしていました。これも攻撃が停滞していた理由でもあります。


右サイドに得点力がないが、日本のボランチも得点力がない。
これも原因の一つと考えます。

特にダイレクトプレーをしながら、あがってくるボランチがいないのも問題です。

U-20ワールドカップでは齊藤未月が、それらをできそうなプレーをしていました。

ただ、引いてる相手を、こじ開けるようなパワフルなボランチが一枚ほしい気もします。

機能させるなら打開できる選手を

久保くんをいつ使うか?タイミングをとっていると思います。
最終的に3-4-3になるのであれば、久保くんは入る可能性が高いです。

そして上記で書いたように、ワントップは足が速い選手の起用をする可能性もあります。

生かせる選手と生かされる選手を考えれば、大然と久保くんを起用してみたくなるはずです。


無理に3-4-3を使う理由

多くの人が4-4-2でも機能してて、あれだけ点を取ってるのになぜ?と思うと思います。ワールドカップ本戦で、大敗しないために3バックでやりたいのだと思います。

失点したら勝ちにくくなりますし、そのリスクを減らしたいと考えます。
あとは、良いサイドバックがいますから、その攻撃力を生かしたいと考えているはずです。

大迫といった、何でも器用にこなせて高さもありますから、彼の強みも生きるように感じます。 オプションに足が速い選手もいれば、バリエーションのある攻撃が生み出せます。


今回の試合で収穫は、原口が左ウィングバックでも良い結果だったことです。